てにらぼ

テニスを科学する -tennis training lab-

本番で力を発揮するためのトレーニングプラン & ご挨拶

ブログへようこそ! 当ブログの開設はしばらく前になりますが、最近私がフリーランスになったことでここに足を運んでいただいた方もいるかと思いますのであらためてようこそ!(笑) ストレングス&コンディショニングコーチ(S&Cコーチ)の村上弘平と申します…

テニスとフットワーク -重力と地面反力-

テニスに必要なフットワーク テニス(シングルス)は、縦11.89m・横8.23mの長方形のコートで、相手に応じて適切にポジショニングした位置から、グラウンドストロークのために2.5m~4.5m以内の移動をしたり、サイドラインいっぱいにボールを追いかけるた…

テニスと乳酸

運動と乳酸 今回は僕が実験でも取り扱っていた「乳酸」について書いていこうと思います。 言葉の使い方として、「乳酸が溜まってきたなー」とか「乳酸であしがパンパンだわ」とか聞きますね。乳酸が筋肉に溜まってきて筋肉が動かしづらいということが一般的…

カロリーを知り、カラダをつくる -ボディメイクのはなし-

なりたいカラダは自分で作る 最近、どうやってマッチョになるの?どうすれば痩せるの?など体つくりに関する質問をよく受けるので、今回はテーマをフィットネス寄りにして書いていきたいと思います! 近年、パーソナルトレーナーによる運動処方と食事調整に…

運動連鎖のすすめ

運動連鎖、説明できますか? よく指導の現場で「運動連鎖をつかえていない」「運動連鎖がしっかりしている」などといった評価が見られます。概念的なものではなく具体的に、運動連鎖とは一体どのような動きなのか理解し、トレーニングによって身に付けていき…

テニスとフットワーク -オンコートスピード-

短い距離でスピードを出すには 前回のブログで、テニスは50・100m走で分かるようなトップスピード能力の貢献はほぼ無いことが分かりました。その理由は「必要な助走距離が足りないから」でしたね。 しかし、遠いところに来たボールに対し素早く追いついてフ…

テニスと体力 ー無酸素能力とはー

テニスと無酸素能力 スポーツの世界には、長い間持続して酸素を取り入れる競技者 [マラソン・水泳長距離]や、少ない酸素でパフォーマンスを完遂する競技者[陸上の短距離・ウェイトリフティング]など競技特性に応じた様々なタイプの人がいます。前者は特性…

テニスと体力 -有酸素能力とはー

全身持久力=有酸素能力 今回は動作から少し離れて、テニスに必要な体力要素について「全身持久力」をテーマに考えていきたいと思います。 全身持久力は体力やスタミナという言葉にも置き換えられており、学校の新体力テストの「シャトルランテスト」でも測…

テニスとフットワーク ーオンコートのSAQー

テニスと最大疾走速度 さて、記念すべき第一回目の記事は「足の速さ」についてです。 球技スポーツにおいて、足が速いことは重要な要素となります。 ボールに素早く追いつくため、素早く陣地に戻るためなど当たり前ですが速いことは基本的に有利に働きます。…

ブログ始めました!

オーストラリアがテニス先進国だとか、スポーツ科学はアメリカが最先端であるとか、よく言われていますね。海外の文献を読むとそれがよく分かり、日本の文献でまだはっきりと書かれていないトレーニングやテニスに関する知識を得ることができます。 このブロ…